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多汗症⑤ 大汗を防ぐには汗をかけ! [多汗症]

このブログではあなたに役立つ いろいろな情報をお伝えさせて頂く予定ですので、どうぞよろしくお願いします。


みなさんは学生時代、運動会や体育祭が好きでしたか?

かけっこに、組体操、借り物競走、クラス対抗騎馬戦。
皆でわいわい食べるお弁当も、楽しみの一つですよね!

でも、そんな皆が待ち望む体育祭も、
汗が悩みのあなたにとっては、かなり苦痛な日ではなかったでしょうか?

もちろん、体を動かすイベントですから皆も汗はかくのですが、
汗の量が尋常ではない方にとっては、体操着がすぐにぐしょぐしょになってしまいます。



最悪な体育際の思い出 フォークダンス


好きな子と手が繋げるかも・・・

あなたは密かに想いを寄せていた女の子と手に手を取って楽しげに見つめ合いながら、
踊るシーンを想像しただけで、胸が高鳴るのを感じています。

でも、嫌がられたらどうしよう・・・

他の女子からも、ベタベタした手や,汗の臭いを気持ち悪がられるかもしれない・・・』

いろいろ考えているうちに、期待の胸の高鳴りは
やがて不安と恐怖の動悸へと変わっていきます。

そして、体育祭の練習の時、女子の一人に
案の定、心ない一言を浴びせかけられました。

うわっ、キモッ・・・

たったそれだけの短い言葉。

しかし、それはナイフのように、まだ純粋なあなたの心臓をえぐります。

今となれば、決して、その子に悪気があったわけではなく
ただ、緊張のあまりあなたが、汗で濡れ過ぎていたのです。

湿った手の指先だけを繋いで、何とか踊ってもらい
腹が立つというより、むしろ申し訳ない気持ちになります。

好きな子とあたらなくて助かった・・・

あなたは、体育祭当日、腹痛を理由に学校を休むことになるのでした。


こういった経験をしてしまうと、何かにつけて消極的になっていませんか?

特に、女子には嫌われている気がして
普通に話すこともできなくなっていませんか?




運動で多汗症改善


さて、今日は、まず「運動」の話から始めたいと思います。

みなさんは、 を理由に運動することをできるだけ避けていませんか?

そのおかげで、ちょっとぽっちゃり体型になっていませんか?

しかし脂肪が多い人ほど、汗をかきやすいと知っているでしょうか。

その理由は、「皮下脂肪」が多いと
代謝による体内の「熱」の放出がスムーズにできず
脳が、もっと多くの発汗を命令するからです。

実際、肥満の人は、多汗症になる割合が高く
肥満改善が多汗症改善につながるケースが多いそうです。


また、運動不足の人の汗は臭いも発生しやすいです。

運動が不足すると、汗腺の機能が弱ってしまい
汗をかく時に、疲労物質の「乳酸」が多く発生します。
それが、汗の「臭い」の原因になります。

また、運動不足で、眠っている「汗腺」が多いと活動中の汗腺が少なくなり、
そこに大量の汗が集中してしまうため、大粒の汗をダラダラかくことに。

逆に、普段から運動をしていると汗腺が活発になって
サラサラの臭いのない小粒の汗をかくようになります。

大汗を防ぐには、普段から運動で汗をかくことです!

「運動」と言っても、難しいことはありません。

ウォーキングや水泳などの有酸素運動を、1日30分
週3日行うだけで、十分変化を感じられるはずです。

また、37~38℃のお湯で半身浴して汗を流すのも
汗腺のトレーニングになり、汗の量を抑えられます。

毎朝、歩くようになって体重が17kg減り
汗も驚くほどサラサラになったかたもいます。

あなたも適度な運動で、休眠中の「汗腺」を
叩き起こし、フル稼働させてください!




ストレス解消


「運動」が多汗症に有効な理由は、まだあります。

そうです、ストレスの解消です。

多汗症の原因には、不安、緊張、ストレスなど
精神的なものが大きく関与していると言われます。

ストレスを感じると自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位になって、
エクリン腺が刺激され、発汗作用が促進されることになるからです。

またストレスは、体内に活性酸素を発生させ
ノネナールという臭い物質を発生させる原因になります。

普段からうまくストレスを解消し、リラックスして自律神経を整えていくことが大切です。

軽い運動・スポーツは、ストレス発散の最も手軽で効果的な方法の一つです。

テニスやゴルフ、ヨガなど、運動以外でも、登山、ドライブ、ツーリング、
スポーツ観戦、カラオケ、コンサート、映画、ガーデニング、アロマテラピー...

などなど、あなたに合った趣味やアクティビティで、ストレスを溜め込まないようにする事が大切です。

また睡眠不足はストレスを増進させる原因で、胃腸の働きを悪くして体臭の要因にもなるので
睡眠はしっかり取るように心がけましょう!




意識をずらす


をかき始めると、反射的に

あ~嫌だなあ・・・止まれ、止まれ!なんて、思いますよね。


多汗症の人は、汗のことを過剰に気にしがちです。

しかし自律神経というのは、自分で意識的にコントロールできるものではありません。

皮肉にも気にすればするほど、焦れば焦るほど、そのプレッシャーで余計に汗をかいたりします。

精神性発汗は「気にし過ぎ」が原因の場合が多いのです。

精神的な汗を止めるには

汗よ!止まれ!とか

汗を気にしないようにしようとか

考えるのを一切止めることです。

汗をかいても『まあ、いっか!』と開き直り
まったく別のことに意識をずらす訓練をしてください。

最初は難しいと感じるかも知れませんが繰り返し練習すれば、だんだん習慣になります。

大切なので、もう一度言います。

「意識するのを止める」のではなく

「意識の対象」をずらすのです。




自律訓練法


自律訓練法とは、ドイツの精神科医シュルツ氏によって開発された「自己催眠法」です。

一種のリラクゼーション法と考えても良いです。

これを活用することで、多汗症改善に効果があります。

簡単に説明すると

目をつぶって、ベッドに仰向けになります。
手は体の横に、上向きにしておきます。

体の力を抜いて「気持ちがとても落ち着いている」と頭の中で繰り返しつぶやきます。

続いて、6つの公式を順番に繰り返します。


第1公式 「両手両足が重たい」

第2公式 「両手両足が暖かい」

第3公式 「心臓が静かに打っている」

第4公式 「呼吸が楽だ」

第5公式 「お腹が温かい」

第6公式 「額が心地よく涼しい」


実際にそれぞれの場所に意識を向けて、「重さ」や「暖かさ」などを感じるようにします。

3分~5分程度を目安に行い、目を開けて最後に両手を握って、伸びをして終わります

この訓練を、毎日2~3回繰り返すことで

いざ、汗をかきそうなときにも「交感神経」の緊張を和らげ、
「副交感神経」を優位にして、発汗量をある程度コントロールできるようになります。

スポーツ選手も、よくリラックス法として練習に取り入れている方法なので
みなさんも、ぜひ、試してみて下さい。


今日は、多汗症を改善するための「ストレス解消法」や「リラックス法」
運動の重要性についてお伝えしました。

次回は、長年苦しんだ多汗症の悩みを、
たった数日で、あっさり解消してしまった人の話をしたいと思います。

みなさんにとっても、お悩み改善の大きなヒントになる話ができると思います。

どうぞ、楽しみにしていてください!







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